歯周病治療
歯周病とは
歯周病について歯茎や歯肉の病気だと思っておられませんか?
実際に歯周病とは、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、さらには歯を支える骨(歯槽骨、しそうこつ)が溶けてしまい、最後には歯が抜けてしまう自覚症状の乏しい怖い生活習慣病です。
日本人で歯を失う原因で最も多いのは虫歯ではなく、実は歯周病なのです!
歯周病セルフチェック
1つでも当てはまればむこうはら歯科医院へ
歯周病の原因
お口の中には数百種類の細菌が存在しております。
これらの細菌は普段あまり悪さをしませんが、日頃の歯ブラシによるケアを怠ったり、糖分をたくさんに摂取すると、これらの細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面に付着します。
これがいわゆる歯垢(プラーク)です。
プラークは粘着性が強く、口をゆすいだ程度では除去することはできません。歯周病の原因は右図のようにさまざまな原因から成り立っていますが、このプラークが歯周病の主な原因となります。
※ まずはこのプラークを徹底的に除去することが重要です。
歯周病の進行と症状
軽度の歯周病
ポケット(歯と歯肉の境の溝)が3~4mmとなります。
歯と歯肉の溝に細菌が集まり、バイオフィルム(細菌のかたまり)が形成されると細菌が放出する酵素により歯肉に炎症が起こり、歯周ポケットができます。
この段階がいわゆる軽度の歯周病段階です。
この段階であれば、当院での歯石取りやクリーニングで治すことが十分可能です。
中度の歯周病
ポケット(歯と歯肉の境の溝)が5~6mmとさらに深くなり、プラークによって歯肉が腫れているので、さらに深く細菌が進入します。この状態になりますとポケットの奥まで歯ブラシが届かず、歯茎からの出血や痛みを感じるので、さらに歯磨きができずより歯周病が進行していきます。
重度の歯周病
ポケット(歯と歯肉の境の溝)が7mm以上と非常に深くなり、歯がグラグラして物が食べにくくなります。
歯根に大量の歯石が不着し、歯肉は下がり歯根が見えてきます。また歯肉は赤く腫れて歯と歯肉の境目から膿が出て口臭もひどくなってきます。
このように重度の歯周病になる前に治療しないといけません。
むこうはら歯科医院での歯周病治療の流れ
- 初回の歯周病精密検査
-
歯周ポケットの深さを計り、歯周病が進行している箇所を調べます。
また同時に1歯ごとの歯石の有無や歯ぐきからの出血の程度、歯の揺れなどを調べます。 - 患者様に合わせたブラッシングアドバイス
-
むこうはら歯科医院では、患者様お1人おひとりのお口を拝見し、お口の状態にあったブラッシングの仕方を丁寧にアドバイス致します。
日頃のブラッシングを正しく行うことで軽度の歯周病を大幅に改善することができます。 - 歯肉縁上スケーリング(歯茎の上の歯石除去)
-
歯茎より上についている歯石を丁寧に除去します。
- 2回目の歯周病精密検査
-
上記のブラッシングアドバイスやスケーリングによる歯茎の引き締まり具合を再検査をします。
その際、歯茎の下に歯石がついているかもチェックします。
ここで問題がなければ、初期の歯周病治療は終了です。