セレックによる治療
金属を使わないメタルフリー治療
セラミックによる詰め物、被せ物
むし歯によって歯に穴が開いてしまったときは、詰め物、被せ物の治療が必要となりますが、その材料には、金属、コンポジットレジン(プラスチックの詰め物)、セラミック、ジルコニアなどがあります。
それぞれ特徴がありますが、セラミックの利点は、ご自身の歯と同じ色のため、見た目に大変優れています。歯の詰め物、被せ物に金属を使用しますと、お口を開けたときに、金属の色が明らかに目立ちます。人と会話をする際に、金属の詰め物が見えて黒く見えて気になるという方にとって、歯の自然な色に近いセラミックは優れた材料です。
金属を使用していないセラミックの場合は、土壌成分からできており、金属アレルギーの心配も殆どありません。金属の劣化や錆(さび)によって歯ぐきが黒く変色するようなこともありません。
また、セラミックは歯のエナメル質に近い硬さがあるため、非常に耐久性に優れます。また、温度による素材の変化もないため、冷たい飲み物や熱い料理にも強いです。金属には熱伝導性があり、歯がしみた経験がある方は多いのではないでしょうか。
セレックについて
セレックは、セラミック(陶材・せともの)やジルコニアなどのブロックを使用し、CAD/CAMシステムによってコンピュータで3次元的に詰め物、被せ物を作製していく方法です。セレックは実に30年以上の歴史があり、世界中で広く使われています。コンピュータに接続し、3D光学カメラでスキャンしたお口の中を解析後、自動で歯の詰め物、被せ物を製作してくれるのです。
今までのように歯型を採る必要はなく、歯の細かい形状まで正確、精密に再現することができます。さらに、歯科医院内で作製するため、より短時間で正確に仕上げることが可能となりました。
特殊な症例を除き、治療に要する時間は1時間程度なので、一度の来院で型どりから装着まで行えます。(注:1日で型どりからセラミックセットまで行う1Day治療は別途1Day加算がかかります)
セレック治療のメリット・デメリット
メリット
- 歯の欠損部を、本来の自然な色に近づけられる
- 歯のエナメル質に近い硬さがあるため、耐久性に優れる
- 金属の腐食や金属アレルギーの心配がなく、歯や歯ぐきを黒くしない
- プラークや汚れがつきにくい
- 歯科医院への通院回数を少なくできる
- 短時間で治療できる
- 辛い型どりがないため、嘔吐反射のある方にも最適
- 金属のようにひずんで変形することがなく、隙間からむし歯になりにくい。 など
デメリット
- 極度の歯ぎしり、食いしばりがある方は極まれに割れることがある
(その場合はジルコニアをおすすめします) - 自由診療になる など
セレック治療の流れ
- 窩洞形成
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むし歯除去後、セラミックが入るように歯の形を整えます
- 光学印象
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3D光学カメラでお口の中をコンピュータスキャンします
- 設計
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3Dカメラで得られた情報をコンピュータで解析し、歯の詰め物、被せ物の形を設計します
- 切削加工
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設計プランに基づき、歯科医院内で専用の切削機器で詰め物、被せ物の形をコンピュータ制御で自動作製していきます
- 口腔内にセット後、咬み合わせの微調整
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お口の中で直接セットし、必要に応じて微調整を行なったうえに最終的に磨き上げます
むこうはら歯科医院
042-708-8878
東京都町田市大蔵町2222-5 NSモールⅡ-2階
駐車場64台(他科共用)2階駐車場より直結
小田急小田原線 鶴川駅 徒歩約5分
上能ヶ谷バス停すぐ
科目:一般歯科、小児歯科、矯正外科、口腔歯科
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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